yuasa soysauce

湯浅醤油の歴史と想い。

Our long history and Philosophy

日本醤油発祥の地,
湯浅醤油の起源は金山寺味噌にあり

Yuasa Town is the origin of Japanese soy sauce.


紀州湯浅は醤油発祥の地です。その起源は鎌倉時代(1254年頃)、紀州由良の禅寺「興国寺」の開祖「法燈円明國師(ほっとうえんみょうこくし」が中国(南宋)の径山寺(きんざんじ)から金山寺味噌(径山寺味噌)の製法を持ち帰ったのが始まりです。当時大変栄えていた町・湯浅は水質が良かったこともあり、ここで盛んに醸造されるようになりました。この醸造過程で野菜の水分が樽の上に「溜まり」として出てきます。これを調味料として改良したのが現在の醤油の起源(湯浅醤油)といわれ、ここから全国に広がりました。

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Philosophy

理念・代表メッセージ

つくる

代々受け継がれている信条は、「ええもん使って、真面目につくる」ということ。

伝える

醤油発祥の地、和歌山県湯浅町の伝統と技術、そしてなによりも先人の想いを伝えていく。

貢献する

醤油づくりを通じて地域社会の発展と、次世代を担う子供たちに地元を誇らしく思う気持ち=気づきを提供する。

代表メッセージ


世界一の醤油を目指して 2002年、醤油発祥の地・湯浅にて、「世界一の醤油をつくりたい」という強い想いのもと、湯浅醤油有限会社は誕生しました。 私たちは、伝統を尊重しながらも、時代の変化に応じて常に革新を追求しています。 醤油づくりの原点である“木樽醸造”を守り続け、百年以上前に作られた直径2.3mを超える木樽を、現役で使用しています。そして蔵に棲みついた微生物たちが、個性ある味わいを生み出します。この”蔵つきの風味”こそが、湯浅醤油の唯一無二の魅力であり、現代の大量生産では決して再現できないものです。 素材には、国産丸大豆や希少な小麦、五島灘の塩を使用し、醤油本来の深みある旨味と芳醇な香りを追求しています。  蔵見学と醤油つくり体験行い、醤油という製品を届けるだけでなく、お客さまに“見る・感じる・味わう”体験を通して、「醤油文化を、体で感じてほしい!」と考えています。今では国内外多くの皆さまにご来訪いただいております。 蔵見学や醤油づくり体験に参加された方々からは、 「昔ながらの木樽の迫力に感動した」「職人さんの話を聞いて、醤油の奥深さを初めて知った」といった声が多数寄せられています。 近年では、日本の文化を世界に伝えるためフランス・ボルドーの歴史あるワイナリーと協業で醤油を醸造し、現地販売で品切れになるほどの反響をいただいております。 「ワインとの相性が良い」「フランス料理にも使える和の魔法」と現地シェフから高く評価され、メディアにも取り上げられるなど、日本文化の新たな魅力として注目を集めています。 同時にボルドー市内でレストラン「湯浅のはなれ」を開業し、日本食の魅力も伝えています。 「日本食が世界で愛される今、湯浅醤油有限会社は、世界の人々に“使い方・美味しさ・歴史・文化”を伝えることを使命とし、伝統と革新を融合させた“世界一の醤油”を造ることに全力で取り組んでいます。 湯浅から世界へ──伝統と革新が融合した、驚きと感動の一滴を皆さまの食卓へ。
湯浅醬油有限会社 代表取締役社長 / 新古敏朗 Toshio Shinko

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Selected Ingredients

原料のこだわり

ミネラル塩

長崎の五島灘の塩はきめが細かく、ふわふわとしていて、甘みも含み、最高です。醤油は塩が肝心です。

国産 丸大豆

北海道、九州、愛知、三重などの美味しい丸大豆を使用。脱脂加工大豆、遺伝子組換え大豆は使用しておりません。

国産 丹波種黒豆

国産大豆の数倍の原料価格ですが、黒豆のもつ甘みと香りのある醤油に仕上がります。

国産 小麦

国産小麦は最近はとても希少です。炒り割り小麦にして、菌をつけて使用します。

国産 ゆず果汁

日本に古くからある柑橘類の一つ。まろやかな酸味と独特のさわやかな香りが風味をぐっと引き立てます。

こうじ菌

出来上がる麹の出来栄えが醤油の味に最も影響します。

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Brewed soy sauce

丁寧に時間をかけた醸造

丁寧、時間をかけて伝統を守ってつくる

Made with Love and Care

醤油造りは冬から始まります。 寒い時期に仕込むことで、発酵をゆっくり進め味わい深い醤油が育ちます。 使用するのは、100年以上現役の木樽。直径2.3mの迫力ある大樽です。 余計なものは使わずに、木樽に棲みつく微生物の力を借りて、時々丁寧に櫂入れ(攪拌)を行います。新鮮な空気が微生物の働きを活性化し、発酵が促されます。熟練の職人が、温度や香り、色合いの変化を見守りながら仕上げます。 長期熟成させることでまろやかで塩角の取れたやさしい味わいに。 手間を惜しまず、素材と向き合う醤油づくりを目指しています。

世界一の醤油をつくりたい
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How to make

古式製法での醤油の作り方

古式製法


通常、醤油の仕込みでは大豆は「蒸し」ますが、弊社では大豆を「ゆで」ます。その際に出てくる白い泡(大豆のたんぱく質)は取り除き、大豆の旨味が出ているゆで汁に五島灘の塩を混ぜ、醤油の仕込み水として使います。この製法を、「古式製法」と呼びます。現存する最古の料理書「斉民要術」(約1,500年前)を参考にした醤油の製法です。

古式製法でゆでた黒豆と、入り割小麦、麹菌を混ぜて、麹室で3日間製麹します。(醤油麹づくり)
大豆のゆで汁に、五島灘の塩を混ぜ、「塩水」をつくり出来上がった醤油麹と混ぜ合わせて木樽に仕込みます。この状態を「もろみ」といいます。
1年6カ月以上、職人がもろみの状態を見ながら適宜櫂入れをし、じっくりと発酵・熟成させていきます。

出来上がったもろみを手作業で布の上に薄く広げます(1枚に約8L)。
4列、最高80段まで積み、圧をかけずに積み上げた重みで染み出てくるのを待ち、圧板を落とし、圧を徐々にかけ3~4日かけてゆっくりと搾ります。
この染み出た醤油は、生揚げ醤油といいます。
生揚げ醤油を、木樽に入れ、約2週間オリが下りるのを待ちます。
「オリ」とは、穀物の未分解物。
樽の中では、下からオリ、醤油、油の三層に分かれます。そこから中間層の醤油だけを取り出して火入れをし、ろ過をしてビンに充填して完成です。

artisan
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Company history

会社沿革

1881年 新古スミが金山寺味噌のお店を創業
後にしょうゆ製造も開始「新古商店」を名乗る
1965年頃 醤油製造を休止 / 金山寺味噌に専念する
1982年 工場を現在地に移転
1985年 店名を「新古商店」から「丸新本家」に変更
金山寺味噌のうす塩味(塩分4.8%)に成功
金山寺味噌の生きたまま真空パックに成功
1990年 醤油づくり再開
「九曜むらさき」販売
1995年 丸新本家株式会社 設立
白浜道路田辺店 出店
とれとれ市場内くろしお名店街店 出店
2002年 湯浅醤油有限会社 設立
2003年 黒豆醤油「生一本黒豆」発売
カレーにかける「カレー醤油」発売
2004年 見学スタート
2005年 「生一本黒豆」がどっちの料理ショーで特選素材となる
モンドセレクションに出典醤油2種が金賞受賞
小学生に醤油づくりを教える食育スタート
2006年 モンドセレクション醤油2種が最高金賞受賞
2008年 百年企業として表彰
2009年 伝統野菜・湯浅なすを復活。すべての金山寺味噌に使用。
2010年 「具だくさん金山寺味噌」発売
ベルギーの星付きシェフ3人来社 腕前を披露
2012年 「魯山人醤油」限定販売
2013年 醤館リニューアル
2014年 蔵カフェオープン
櫂入れ体験コーナーオープン
カルチャー教室『丸新発酵蔵部』開講
TBSネプチューンの『ジョブチューン』で醤油職人として紹介
2015年 「燻ししょうゆ」燻製の達人・赤坂「燻」のオーナーシェフとコラボで発売
NHK「うまい」で湯浅なすの金山寺味噌が紹介
2016年 新九曜蔵建設
次の100年に残す木樽プロジェクト 近畿地方最大の木樽設置
2017年 ハラル醤油 発売
2018年 地域未来牽引企業に湯浅醤油㈲が認定
フランス・ボルドーで醤油のテスト製造スタート
2019年 TBSの『坂上・指原のつぶれない店』で【柚子梅つゆ】が紹介
2020年 TBSの『坂上・指原のつぶれない店』で【柚子梅つゆ】が紹介
YouTubeチャンネル開設
2021年 世界初 カカオ醤 発売
フジテレビ『石橋、薪を焚べる』に出演
2023年 第9回ものづくり日本大賞において、経済産業大臣賞を受賞(カカオ醤)
フランス・ボルドーで本格的に醤油製造をスタートし、
レストラン”PAVILLION YUASA"を開業
2024年 フランス産醤油「SHINKO NOIRE」「SHINKO BLANCHE」発売
tera
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