オリジナルの醤油づくり 2010年7月14日
2010年7月14日
有田タイムス 22年7月14日に掲載されました
湯浅発祥の醤油 児童ら学ぶ
オリジナルの醤油づくり
掲載記事
このほど湯浅町の田楢川・湯浅・田村の3小学校で、ペットボトルで作る.
「自分だけの手作りしよう油づくり体験」の仕込み作業が行われた。
これは、湯浅町の伝統地場産業であるしよう油の文化を子ども達に伝え
ることを目的に、丸新本家株式会社の新古敏朗さんの全面協力のもと町教育
委員会が開催しているもの。
湯浅小学校では6日、4年生89名がしょう油のもととなるモロミの仕込み作業に挑戦。
先に新古さんから、
▽湯浅がしょう油の発祥の地であること
▽約750年前からしよう油づくりが行われているなどしよう油の歴史を学んだ。
また、金山寺味噌の具として入っている「湯浅なす」(形はトマトのようで、実が
締まっていることから味噌の具に向いている)も紹介された。
このあと児童らは新古さんの指導を受けながら、大豆と小麦にこうじ菌が混
ざったモロミの素と、水1リットルに塩200gを溶かした食塩水をペットボトルに
注ぎ込んでモロミを作った。
出来上がったモローミに食塩水と酸素が行き渡るように、児童らは友達と交
代しながらペットボトルを勢い良く振り続けた。
モロミの匂いに児童らは「もう、しょう油の匂いに似てる」とビックリした様子だった。
このあと発酵時に発生する炭酸ガスを抜き、もろみを撹拌させる作業を続
け、来年の1月ぎに、しよう油が完成する予定。