138 2025年04月世の中には「カフェ」と名のつく店が一杯ある。大半は、単なるカフェ仕様でドリンクが中心だが、中にはこだわりがぎゅっと詰まったユニークなカフェもあるのだ。南海本線・和泉大宮駅から徒歩4分の位置にある「大宮ブランカフェ」は、そんな店の一つで、野菜をコンセプトにした料理(ランチ)を出す店。泉州出身の女性経営者が「野菜は食べたいけど、別に好きじゃない」というニッチな層に向けて発信している珍しいカフェである。オーナーの高道敦子さんは、泉州には色んな野菜が栽培されており、鮮度のいい野菜があるのにそれを使わぬ手はないと、地元野菜をたっぷり使ってメニュー組みした。今回は、そんな野菜をうまく使った店で、いつものアレを行う事にした。さて「大宮ブランカフェ」では、湯浅醤油・丸新本家の商品をいかに使って野菜料理を引き立てたのであろうか。
大宮ブランカフェ 上幸恵(左)・儀間香苗
(大宮ブランカフェスタッフ)
「野菜を用いた料理だけに
仕上げの色を濁らせたくはない。
そう思って
『白搾り』で調味しました。
この醤油は味がクリアなだけにレモンの味も引き立ち、
すっきりした味わいに仕上がります」
野菜不足気味の世情に救世主現る(!?)



昨今、健康寿命なる言葉をよく耳にする。2000年にWHO(世界保健機構)がその言葉を提唱して以来、色んな所で“健康寿命”を聞くようになった。健康寿命とは、心身共に自立し、健康的に生活できる期間を指す。平均寿命との差は、健康ではない期間を除いたもの。この差をできるだけ短くするには、介護を受けたり、寝たきりにならずに健康な状態をいかに長く保つかが命題である。2022年の統計では、この二つの差が男性で8.49年、女性で11.63年になっている。健康寿命の提唱は、いつまでも長生きでではなく、いつまでも“元気”で長生きしようと訴えかけているのだ。そんな背景があるからだろう、世の中は健康ブームに湧いている。タニタの社員食堂のメニューを忠実に再現した食事が脚光を浴びたり、カゴメの「野菜生活」が売れたかと思えば、ミツカンなどのお酢飲料が流行ったりと、とかく世間を賑わしている。食の専門家からは、とにかく野菜不足を指摘され、食事にできるだけ野菜を摂り入れようとの動きが家庭でも活発化している。
ところが困った事がある。それは巷の飲食店での昼めしによって確実に野菜不足に陥ってしまう点だ。いくら家庭で野菜を摂る事を意識づけても職場環境までそれは及ばない。巷に溢れるランチといえば、トンカツであったり、唐揚げ定食であったり、焼肉定食であったりするのが大半。野菜といえば、付け合わせ程度で、トンカツなら千切りキャベツが関の山。しかも今はキャベツ高騰でその量すら減らされてしまった。「野菜を沢山摂りましょう」の掛け声は空砲とも思いかねない状況なのだ。
岸和田(大阪府)にそんな状況を打破してくれそうなカフェがある。南海本線和泉大宮駅より歩いて5分ぐらいのロードサイドにある「大宮ブランカフェ」がそれ。同店は、泉州地域出身の高道敦子さんが営むカフェで、「野菜を食べたい!」との思いから店づくりをスタートさせている。高道さんは、仕事柄日々あわただしく過ごし、気がついたらコンビニ弁当や外食で食事を済ますのが多かったそう。「美味しい野菜が食べたいと身体が訴えているような感覚だった」らしい。そもそも泉佐野や岸和田といった泉州地区は、関西でも有数の農業王国で、いい野菜が身近かにある。ならば、そんな泉州野菜を使って飲食店をやろうと思ったのが事の発端のようだ。
思いはあっても高道さんは野菜について詳しいわけではない。ならば勉強しようとシェフがやっている料理学校に通い、料理のプロから野菜がもたらす力を学んだ。珍しい野菜にも出合い、素材をいかす調理法にも感嘆し、自然の持つ力にも体感した。色んな知識や農家とのルートづくりも加わり、2015年4月に「大宮ブランカフェ」をオープンさせたのだ。



よく健康志向や野菜をテーマにした店を目にするが、大抵は野菜一辺倒のメニューであったり、オーガニック野菜を強調したりしている。高道さんの賢い所はその手に走っていない点だろう。高道さん自身もコメントで“健康寿命”なるフレーズを口にはしていたが、「健康寿命に貢献するには野菜を食す事。野菜不足は癌にも繋がるとも言われたりします。ただ健康志向ガチガチの店を作ると、その手の人しか来なくなってしまうんですよ。『大宮ブランカフェ』は、野菜は食べたいと思ってても野菜好きじゃない。そう言った人向けにコンセプトを設けています。野菜生活に一歩踏み出してほしくってオープンさせたんです」と思いの丈を語ってくれた。なので仕入れる野菜はすべて鮮度のいいものだが、決して有機野菜や無農薬野菜ばかりではない。泉州地区中心の野菜を用いて調理する事を主眼に置いている。「その手を求めると絶対数が少ないし、ターゲットも変わって来ます。私がやりたいのは、野菜不足解消の裾野を広げる事で、無農薬嗜好や野菜好きに満足してもらう店ではないんですよ」。それよりは野菜嫌いを引っぱり込んだり、野菜はどうかと首を傾げる人に野菜好きになってもらえるような店づくりをしたいのだと話していた。「新鮮な野菜の声に耳を傾けて対話しながら生活に取り入れるような店を真剣にやってみようと考えたんです」とも言っていた。
こんなコンセプトづくりからもわかるように「大宮ブランカフェ」では、新鮮な野菜を用い、それをいかしたメニューを提供している。例えば、「カラダが喜ぶブランセット」(税別1500円)では今週のメインがあって、惣菜三品と彩りドレッシングのサラダ、無添加オニオンスープが付いて来る。ご飯は十八雑穀米を炊いたもので、ドリンクがスペシャルティコーヒーか、新茶の紅茶、りんごジュースを選べるようになっている。メインも野菜一辺倒ではなく、肉も使えば、魚も使う_。だから食べ応えも十分あるのだ。また「お野菜たっぷり雑穀米ドリアセット」(税別1500円)は、今週のドリアと惣菜二品、彩りドレッシングのサラダ、無添加オニオンスープ、ドリンク(三種から選択)という内容である。後述するが、今回の取材料理(湯浅醤油・丸新本家の商品を使ったもの)は、この二つのセットメニューの中からメインディッシュをアレンジして作ってくれた。



上記のセットの中にも登場して来るが、「大宮ブランカフェ」の名物になっている「彩りドレッシングのサラダ」に用いるオリジナルドレッシングがなかなか秀逸である。このドレッシングは、“お野菜でお野菜をおいしくする”というコピーで店舗での使用だけでなく、通販商品としても売り出されている。「気まま菜食 SAISAIドレッシング」と名づけられたそれには、難波ネギ・リンゴ酢人参・黒酢玉ねぎ・レッドオニオン・黒酢大根・クリーミーごま生姜の6つの種類がある。例えば、このうちの黒酢大根ドレッシングは、泉佐野の泉修二さんの大根を使用。ストレスをかけず育てた大根で高道さん曰く「すり卸すと抜群の美味しさになる」らしい。黒酢大根ドレッシングは60%強がその大根なので、まさに大根の良さが醸し出ている。国産柚子果汁と枕崎漁港の鰹節や純玄米黒酢などで和風に仕上げているのだ。オリジナルドレッシングの例をもう一つ挙げておくと、難波ネギのドレッシングは、なにわ伝統野菜の認証を受けている難波ネギを使用している。河内長野の山裾の畑で、エコ農家の門林さんが栽培しており、一番寒い1~2月に獲れるものが原料に最適だとか。葉の裏側に透明なゼリー状のぬめりと甘みがある難波ネギを主素材にして造っている。高道さん曰く「米油との相性もよく、粘度が高いのでとろんとしたドレッシングになっている」との事だ。取材日にサラダに添えてあったのは、これらオリジナルドレッシングのうち、写真左から大根・ネギ・五種ミックス(人参・大根・ネギ・レモン・にんにく)だった。これらのドレッシングは、かなりレベルが高く、これならサラダ嫌いでもついつい掛けてしまうように思える。「沢山野菜を使って造っています。添加物もないのでシンプルに野菜のうまみが伝わって来ます。これ目当てで来店する人も少なくないんですよ」と話していた。高道さんの話によると、このドレッシングでサラダを食べたくて奥さんが野菜嫌いの旦那さんを誘って来店するケースもあるようだ。
セットには、「飲むサラダ」と題されたスムージーももれなく付いて来る。私が飲んだものは、水菜・小松菜・リンゴ・バナナで作ったもの。甘みもあって飲みやすく、野菜感はたっぷり。この飲むサラダは、メニューには載せていないが、「カラダが喜ぶブランセット」や「お野菜たっぷり雑穀米ドリアンセット」には必ず付いているらしい。高道さんは、ベジファーストをテーマにこのスムージーを開発。「一年間作り続けてようやく今のレシピに辿り着いた」ようだ。
「大宮ブランカフェ」では、身体の酸化を防いだり、コレステロールを下げるとの理由から油も米油を使ったりと色んな工夫をしている。酢の代用にレモンを用いるのもそう。「本来なら黒酢の方が旨いのかもしれないが、酸味をレモンで補う事でこの店の料理らしい特徴づけを行っています。酢と思いきや、レモンで代用しているという驚きにも繋がりますしね」と高道さん。「野菜は泉州地区の新鮮なものを用い、それらは栄養価が高い点もあるし、鮮度がいいので美味しい。これらの朝採れ野菜をいかに出すかが当店のテーマでもあるんですよ」。
勘違いして使った「カレー醤油」から思わぬ利点を発見

「大宮ブランカフェ」は、“カフェ”と名がつくものの、喫茶利用よりランチ利用が目立つようだ。それは高道さんが、野菜の魅力をたっぷり打ち出しているコンセプトにもあるし、それを顧客が十分に理解している証でもある。本取材のために予め醤油や金山寺味噌を「大宮ブランカフェ」に送っておき、料理創作を行ってもらったわけだが、前段にも書いたように「この日の取材用に」と、「ブランセット」と「雑穀米ドリアセット」のメインディッシュにそれらの商品をうまく使っていてくれた。高道さんによると、「ブランセット」と「ドリアセット」は週替りでメニューが替わるらしい(副菜は毎日替わる)。肉と魚を交互に使用して作るそうだが、結構ボリュームもある。野菜テーマの店だとどうしても女性仕様で男性には物足りなく映るが、「大宮ブランカフェ」はそんな事がない。この取材例でもわかるように鰆を使ったり、海鮮団子を用いたりしていてボリューミーに。しかも副業が沢山あるので食べ応えがある。


この日、取材用として私に出してくれた「ブランセット」のメインディッシュは、①海鮮だんごのレモンあん②鰆のみそチーズ焼きの二つ。前者には「白搾り」が、後者には「魯山人」醤油と「金山寺味噌」が使われていた。高道さんは、「二つ作ったのでどちらかいい方を書いて欲しい」と言っていたが、せっかくなので二つとも紹介する事にしたい。
まず「海鮮だんごのレモンあん」だが、本来は黒酢あん掛けにする所を海鮮団子なので色のきれいな点を強調したいと「白搾り」であんを作っている。酢の代用はレモンで_、すっきりした春らしい明るい感じに作ったという。「イカを粗みじんにし、鶏ミンチを用い、玉ねぎを入れてパン粉をまぶして素揚げしています」とこの日調理を担当した上(かみ)幸恵さんが教えてくれた。使用した野菜は、大根・薩摩芋・茄子・人参・水菜・しめじで、ものによってはスチームしてから素揚げしたり、生のまま素揚げしたり、スチームしただけだったりと、色んな下処理法で野菜を使っている。「うちでは下ごしらえをしっかりしてから調理に臨みます。スチームする事で野菜の甘さを引き出す効果もあるんですよ」と高道さん。色鮮やかに表現したい時は、これまで淡口醤油を用いる事が多かったそう。「今回は、白醤油(「白搾り」)があったので使ってみました。『白搾り』で調味すると、塩分も柔らぐせいか、レモンの酸味が引き立ちます。味がクリアになるのでよかったですね。素材の色が映えますし、味がすっきり仕上がります」と上さんは、「白搾り」効果を讃えていた。


もう一つの「ブランセット」のメインディッシュとして創作した「鰆のみそチーズ焼き」は、鰆をグリルで下焼きしてから野菜・みそダレ・チーズを掛けてオーブンで焼いて作っている。用いた野菜は、大根・菜の花・茄子・薩摩芋・人参。茄子は素揚げだが、それ以外は全てスチームして下処理している。加えてワサビ菜の天ぷらとレッドオニオン(生)も使用している。肝心のみそダレには、「金山寺味噌」が使われ、「魯山人」醤油、牛乳、にんにく、酒、みりん、てんさい糖を合わせて作っていた。この料理は、調味したみそダレとチーズを掛けてオーブンで焼くというシンプルなものだが、みそダレに色んなものが入っているので味は複雑になっている。高道さんに聞くと、この手の料理は、いつも合わせ味噌で作るケースが多いらしい。その際は醤油は用いないようだが、今回はあえて「魯山人」醤油で味を締めた。「隠し味程度に使ったが、それで味が締まった」と話していた。「合わせ味噌でやるより『金山寺味噌』の方が塩味が旨い分、うまくできた」と上さん。いつもなら砂糖を用いるが、それだと砂糖が勝ちそうだったのでてんさい糖を使ったと話していた。「てんさい糖を少なめにして、『魯山人』醤油を少し多めにして味を調整しました。『魯山人』醤油はしっかりした味わいで切れもいい。それを用いる事で味がまとまったように思います」とも_。


「雑穀米ドリアセット」のメインディッシュを想定して作られた「春野菜とチキンのドリア」には、「カレー醤油」が使われていた。この料理は、十八雑穀米にホワイトソースを使用して作っている。スチームした菜の花とスチームして素揚げしたじゃがいも、そして蒸し鶏とみじん切りにしたゆで玉子をカレーマヨネーズで和えている。半熟玉子を載せてチーズを掛けてオーブンで5分ぐらい焼いて仕上げるのだ。上さんによると、いつもは醤油+マヨネーズで作るらしいが、届いた商品の中に「カレー醤油」があったので今回はそれを使って醤油マヨネーズを作ったらしい。「カレー醬油」は、カレーライスを食べる時に、ソースよりも醤油を用いるという人がいて、そんな向きに開発したもの。醤油は杉樽で仕込んだ二種を使用し、6種類のスパイスを組み合わせて調合している。カレーに掛けてみると、辛くなるどころか、まろやかさが増し、スパイス感が出て来る。上さんは、この「カレー醬油」を最初カレー風味がする醤油だと勘違いし、カレーマヨネーズを作ろうとしたようだ。だから「多めに入れたが、カレー感が出て来ない」と思ったそう。でも肝心のカレーマヨネーズにはならなかったが、怪我の功名で「カレー醤油」特徴をうまく捉えるに至った。「辛みが少なく、マイルドな味わいだったので多めに使っても重たい味になりませんでした」と言っていた。その分、カレーは足したのかもしれないが、蒸し鶏とゆで玉子をカレーマヨネーズで和えた利点が出ている。確かに実食すると、使用量の割りには醤油が勝ち過ぎておらず、うまく味がまとまっていた。野菜もたっぷり入っているせいか、実にヘルシーさ溢れるドリアになっている。


今回は「大宮ブランカフェ」のコンセプトを伝えるべく、料理に視点を当てて語ったが、カフェなので喫茶についても少し触れておこう。私はドリンクの中にある「新茶の紅茶」が気になって仕方がなかったので、高道さんにそれを聞いてみた。すると「紅茶にも緑茶と同じように新茶があるのはわかりますね。でも新茶のフレーズを耳にしないのは、それがあまり出回ってないからです」との回答を得た。例えばダージリンでも年に三回茶葉が摘まれて、各々春茶・夏茶・秋茶と呼ばれている。その新茶を落札する人がいて、そんなルートから仕入れた紅茶の新茶を「大宮ブランカフェ」では入手しているそうだ。「インドでは新茶の約8割がオークションにかけられます。そこに参加するには世界でたった200席。その中に日本人が一人だけいるんですよ。『数が限られているから本当に気に入った人だけに分たい』と言っており、年に三回しか収穫できないダージリンとアッサムのみを何とか仕入れさせてもらっています」と高道さんは話していた。高道さんは、貴重な新茶を分けてもらいたくてその人に弟子入りまでして紅茶の勉強をし、新茶を譲ってもらっているとか。聞けば聞く程、貴重な紅茶である。「新茶は濃くても渋みがなく、すっきりして旨いんです」と説明していた。コーヒーも一般的なプレミアムコーヒー(キリマンジャロ、ブルーマウンテン等特別な銘柄が属するランク)ではなく、その上のスペシャルティコーヒー(コーヒー豆の3%にあたる最上ランク)を提供。豆は単一農園(シングルオリジン)のものを使用している。コーヒーの種子からカップに至るまで徹底した品質管理を施し、完熟豆だけを使って淹れてくれる。「カフェと名乗るからには、ここまでしないといけません」と天晴れなカフェ学を展開しているのだ。女性オーナーの店らしく、パンケーキやジュースにも他店とは一線を画したこだわりが窺える。来店する客は、やはり女性が多く、周辺地域の人がよく訪れているようだ。初めはコンセプトがわかるまで大変だったらしいが、主婦の口コミで徐々に広まり、今ではその噂を聞きつけて遠方からも訪れる。店向かいに5台の駐車スペースを設けているからそんな人は車で訪れるのだろう。「やはりコンセプトから女性客が目立ち、ランチ需要が多いのですが、週末は夫婦揃って来店してくれる人もいて嬉しい限りです」高道さんは語る。その笑顔が「大宮ブランカフェ」の好調さを物語っているかのようだ。
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<取材協力>
大宮ブランカフェ
住所/大阪府岸和田市藤井町2-15-17
TEL/072-437-2300
HP/ 公式HPはこちら
営業時間/モーニング 9:00~11:00
ランチ 11:00~15:00
カフェ 14:30~17:00
メニューor料金/
カラダが喜ぶブランセット 1500円
お野菜たっぷり雑穀米ドリアセット 1500円
お野菜いろいろ桜姫鶏のスパイスカレーセット 1200円
季節のフレッシュお野菜のとり塩雑穀米どんぶりセット 1200円
クラブハウスサンドセット 1000円
クロックムッシュセット 890円
お子様ドリア 680円
プレーンパンケーキ(2枚) 650円
フルーツパンケーキ(2枚) 960円
シフォンケーキ 500円
すりおろしリンゴジュース 500円
新茶の紅茶(ダージリンorアッサム) 530円
コーヒー(シングルオリジンのダイレクトトレード豆) 600円
※価格は全て税別表記
筆者紹介/曽我和弘
廣済堂出版、あまから手帖社、TBSブリタニカと雑誌畑ばかりを歩いてきて、1999年に独立、有)クリエイターズ・ファクトリーを設立した。特に関西のグルメ誌「あまから手帖」に携わってからは食に関する執筆や講演が多く、食ブームの影の仕掛け人ともいわれている。編集の他に飲食店や食品プロデュースも行っており、2003年にはJR西日本フードサービスネットの駅開発事業に参画し、三宮駅中央コンコースや大阪駅御堂筋口の飲食店をプロデュース。関西の駅ナカブームの火付け役となった。