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  • 2010年9月2日特報! パンダの誕生&名前募集中   和歌山ねたをご紹介 2010年9月2日

    湯浅醤油(有) http://www.yuasasyouyu.co.jp

    丸新本家   http://www.marushinhonke.com の新古です。


    今回は和歌山県・観光物産情報を『わかやま喜集館だより』と地元情報よりご紹介します。



    ■アドベンチャーワールド 双子のパンダ誕生&名前募集中!!

    8月11日、アドベンチャーワールド(白浜町)で、ジャイアントパンダ
    「良浜」(ラウヒン、9歳)がオスとメスの双子の赤ちゃんを出産しました。
    父親は「永明」(エイメイ、17歳)。現在、赤ちゃんの名前を募集して
    います。
    2年ぶりの双子パンダの誕生で盛り上がる同園には、現在、永明、良浜、
    双子の明浜(メイヒン、3歳)、愛浜(アイヒン、3歳メス)、同じく双
    子の永浜(エイヒン、1歳オス)、梅浜(メイヒン、1歳メス)と今回の
    双子を入れ8頭となりました。

    ○双子の赤ちゃん名前募集!
    ・募集期間:9月26日(日)まで
    ・応募方法:1.アドベンチャーワールド内応募箱へ投函
    2.インターネット(オフィシャルホームページ)でご応募
    3.ハガキでご応募
    4.白浜町役場内応募箱へ投函
    ・お問合せ:アドベンチャーワールド広報担当 石川さん・熊川さん
    TEL:0739-43-3365・3346

    詳しくは、アドベンチャーワールドのホームページ
    http://mg01.e-mediagate.com/optin/002g/happyproject.html

    世界一の醤油をつくりたい 湯浅醤油有限会社 社長 新古敏朗のブログ世界一の醤油をつくりたい 湯浅醤油有限会社 社長 新古敏朗のブログ
    アドベンチャーワールド HP写真より

     ■湯浅湾のアジ、サバを味わいませんか!?

    湯浅湾で獲れるアジ、サバ等は豊富なプランクトンを餌にして大きく育ち、
    大変美味で、特に一本釣りにより丁寧に漁獲されたものは新鮮で、食感も
    最高です。この美味しい湯浅のアジ、サバのほか新鮮な魚介類の即売会の
    ほか、釜揚げシラスや乾物、なれずしなど水産加工物や野菜、花、湯浅醤
    油等の特産品の販売をします。

    ○紀州湯浅の鯖っと鯵まつり
    ・日程:10月31日(日)予定
    ・場所:湯浅湾漁協、湯浅水産物商業協同組合周辺(湯浅町)
    ・お問合せ:ゆあさの鯖っと鯵まつり実行委員会
    TEL:0737-63-2525

    ■湯浅町レンタルサイクル

    湯浅町 駅前多目的広場で自転車無料貸し出し中です。

    保証金必要

    http://www2.w-shokokai.or.jp/yuasa/kankou/rennta/rennta.htm

    その他、イベントで開場を借りることも出来るようです。

    基本1時間 1000円

    詳しくは、産業観光課 0737-63-2525  まで

     ■稲むらの火祭り

    となり町広川町で

    安政元年(1854)の大地震の折、大津波が広村(現広川町)を襲った。
    その時、村人を助けるために稲むらに火を放ち、安全な場所に避難させ村
    人を救った濱口梧陵翁の功績を称えるとともに、防災意識を高めるために
    開催されます。「稲むらの火広場」から津波の際の避難場所になった広八
    幡神社まで松明行列を行います。

    ○稲むらの火祭り
    ・日時:10月16日(土)17:00~
    ・場所:広川町役場~広八幡神社(広川町)
    ・お問合せ:稲むらの火祭り実行委員会
    TEL:0737-62-2371

    ◆◇◇◇◇ Tourism of Wakayama ◇◇◇◇◇

    【観光TOPICS】

    <現地情報>

    ■「城まちeco観光レンタサイクル」をご利用ください!

    和歌山市では、JR和歌山駅前「わかちか広場」をはじめとする複数の拠
    点施設において、「電動アシスト自転車」や放置自転車のリユースによる
    『城まちeco観光レンタサイクル』を開始しました。
    この機会に、自転車で風を切りながら、和歌山城をはじめ、和歌浦や紀三
    井寺周辺など、城下町ならではの風情や風光明媚な自然に囲まれた魅力を
    「自転車目線」で発見してみてください。

    ○城まちeco観光レンタサイクル
    ・実施日:平成23年3月31日までの毎日(年末年始を除く)
    ・貸出時間:9:30~17:00
    ・お問合せ:レンタサイクル運営事務局
    TEL:073―426-1532

    詳しくは、城まちeco観光レンタサイクルのホームページ
    http://www.jtb.co.jp/shop/wakayama/info/shiromachieco/

     

    ■美しい白崎海岸の絶景を漁船から楽しむ!

    白崎の景色は701年文武天皇が平城京から白浜へ向かう途中、船上から
    詠まれた歌が残されるなど、奈良時代から風光明媚な場所として知られて
    います。白崎クルーズでは、従来の漁船クルーズに加え、奈良時代から愛
    された船上からの風景を楽しみながら、町内の歴史資源、観光名所等を船
    内放送で紹介するメニューを7月から新たに開始しています。

    ・お問合せ:白崎クルーズ TEL:0738-65-1123

    詳しくは、白崎クルーズのホームページ
    http://www.yura-kankou.com/cruise/

    ■木食応其を支えた僧「覚栄」の事績が明らかに

    豊臣秀吉による天下統一のなかで、京都と紀州で活躍した高野山の僧・木
    食応其(もくじきおうご)。この応其の側近として活躍したのが僧・覚栄
    (かくえい)。この特別展では、これまでほとんど知られていなかった覚
    栄という人物に焦点をあて、その事績を明らかにするとともに、活躍の舞
    台となった京都・安楽寿院や紀州・安楽川地域を中心とした、覚栄ゆかり
    の地に残された文化財を紹介されます。

    ○『特別展』京都・安楽寿院と紀州・”あらかわ”
    -木食応其を支えた僧・覚栄の事績を中心にー
    ・期間:9月18日(土)~11月7日(日)9:30~16:30
    ・場所:和歌山県立博物館(和歌山市)
    ・休館日:月曜日
    (ただし、9月20日(月)、10月11日(月)は開館。
    9月21日(火)、10月12日(火)は休館。)
    ・お問合せ:和歌山県立博物館
    TEL:073-436-8670

    詳しくは、和歌山県立博物館のホームページ
    http://www.hakubutu.wakayama-c.ed.jp/

    ■勝っても負けても大泣きの子どもたち

    海南市「山路王子神社」の名物神事が「奉納花相撲」、通称「泣き相撲」。
    県の無形民俗文化財に指定されています。
    「土俵の土を背につけると元気に育つ」との言い伝えから、交替に土俵に
    仰向きに倒され仲良く1勝1敗。勝っても負けても大泣きする子どもたち
    の可愛らしさに場内は和やかな笑い声に包まれます。

    ○泣き相撲
    ・日時:10月10日(日)12:30~
    ・場所:山路王子神社(海南市)
    ・お問合せ:山路王子神社 TEL:073-494-0455

    詳しくは、海南観光ナビ
    http://www.kainankanko.com/

     ■平城遷都1300年記念「宮子姫、道成寺を舞う」

    安珍清姫伝説で有名な道成寺では、古典芸能の聖地を目指し、数年前より
    「道成寺もの」の公演を実施し、全国の皆さんに古典芸能を楽しんでいた
    だいています。今年は、平城遷都1300年を記念して、道成寺を建立し
    た文武天皇の后で、当地方で生まれたという説のある「宮子姫(聖武天皇
    の母)」に関する日本舞踊公演を道成寺境内で実施いたします。

    ・日時:10月15日(金)開場18:00 開演18:30
    ・場所:道成寺(日高川町)
    ・入場料:2,000円
    ・お問合せ:おいでよ!日高実行委員会事務局
    TEL:0738-22-2041

    詳しくは、日高川町観光協会のホームページ
    http://www.town.hidakagawa.lg.jp/kankoukyoukai/index.html

    ■熊野速玉大社例大祭

    毎年10月15日に神馬渡御式が行われ、16日に御船祭りが行われます。
    御船祭りでは、神霊が御輿・御幸船で御旅行へ渡御する古儀の祭礼で、熊
    野川で9隻の早船による競漕が繰り広げられます。

    ○熊野速玉大社例大祭
    ・日時:神馬渡御式10月15日(金)11:00~
    御船祭り10月16日(土)14:00~
    ・場所:熊野速玉大社、阿須賀神社、熊野川(新宮市)
    ・お問合せ:熊野速玉大社 TEL:0735-22-2533

    詳しくは、新宮市観光協会のホームページ
    http://www.shinguu.jp/

    ■華岡青洲生誕250周年

    世界で初めて全身麻酔による乳がん摘出手術を成功させた「医聖 華岡青
    洲」。毎年、この偉業を後世に伝えるまつりが行われています。江戸時代
    後期の嫁入りの風景を再現した「青洲時代行列」やステージイベントなど
    が催されます。
    また、今年は華岡青洲が生誕して250年を向かえ、これを記念して様々
    な事業が行われます。

    ○ようおこしなして青洲まつり2010
    ・日時:10月24日(日)9:30~
    ・場所:青洲の里など(紀の川市)
    ・お問合せ:青洲まつり実行委員会事務局
    TEL:0736-73-3311

    詳しくは、紀の川市観光協会のホームページ
    http://www.kanko-kinokawa.jp/

     ■あったかわかやま宿泊得々キャンペーン

    あったか和歌山からのとってもお得なキャンペーンを実施します。泊まっ
    て、遊んで、癒されて。今なら、さらに現金3万円当たるかも・・・

    ・対象期間:平成22年10月1日(金)~平成23年3月31日(木)
    ・応募条件:期間中に和歌山県内のホテル・旅館・民宿・宿坊など旅館
    業法に基づく営業許可を受けた施設に宿泊した方
    ・プレゼント:(1)現金3万円
    (毎月10名計60名+Wチャンス40名 合計100名)
    (2)プレミア和歌山認定商品〔3,000円相当〕
    (毎月50名 合計300名)

    応募方法等、詳しくは、和歌山県観光連盟のホームページ
    http://www.wakayama-kanko.or.jp/news/2010/0824.html
    <出前喜集館情報>

    ■大丸ららぽーと横浜店で『近畿フェア(近畿お国自慢大会)』を開催。

    喜集館も出店!

    9月15日(水)から21日(火)の1週間、大丸ららぽーと横浜店1Fフー
    ドマーケット内にて、和歌山、滋賀の両県の自慢品を販売する『近畿フェ
    ア(近畿お国自慢大会)』が開催されます。
    和歌山県からは、本場の梅干をはじめ、各種水産加工品、鯖寿司、柿酢等
    を販売予定。横浜近辺にお住まい方を中心に、気軽に本場紀州のうまいも
    んを味わえる良い機会になっています。是非お誘いあわせの上、お越し下
    さいませ。

    当社の商品も出品予定です。

    ○近畿フェア(近畿お国自慢大会)
    ・開催日:9月15日(水)~21日(火)
    (催事時間は大丸ららぽーと横浜店の営業時間に準じます。)
    ・会場:大丸ららぽーと横浜店1Fフードマーケット内
    (神奈川県横浜市都筑区池辺町4035-1)
    ・出店県:和歌山県、滋賀県

    <その他>

    ■「わかやま喜集館メールマガジン」配信希望者募集中!

    観光・物産情報盛りだくさんの本メールマガジンを月1回、配信してます。
    観光記者・旅行エージェント・物産バイヤーさま、ご友人、県出身者など
    など、ご宣伝くださいますようよろしくお願いします。

    お申し込み方法など、詳しくはこちら、
    http://www.kishukan.com/index.html



  • 2010年8月31日新儀有心京料理「明月記」  湯浅醤油と金山寺味噌  2010年9月1日

    湯浅醤油(有) http://www.yuasasyouyu.co.jp

    丸新本家   http://www.marushinhonke.com の新古です。

    先日、知り合いからの紹介で、期間限定ですが湯浅醤油と金山時味噌を、メニューに使われるお店が取材にこられました。

    新儀有心京料理「明月記」
    兵庫県宝塚市雲雀丘山手2-10-11
    http://www.meigetsu-hgc.co.jp/

    「明月記」のお料理をご家庭へお届けする、弁当・仕出し宅配の「明月記 遊行亭」
    http://www.meigetsu-hgc.co.jp/yugyotei

    この遊行亭の方で、湯浅醤油「生一本黒豆」と「金山寺味噌」を使用する事が決まりました。

    9月1日~10月末まで。

    醤油は一部の仕出し料理の刺身醤油として、味噌はお弁当や仕出し等に使われるそうです。そのパンフレットがこちら。

    世界一の醤油をつくりたい 湯浅醤油有限会社 社長 新古敏朗のブログ
    世界一の醤油をつくりたい 湯浅醤油有限会社 社長 新古敏朗のブログ

    秋の紀州の味覚を取り入れた期間限定パンフレットです。とても彩り豊かな、美味しそうなお弁当と仕出しです。


    去る7月に遊行亭の料理長一行が取材に来られた時の記事は、同社の瓦版として、お弁当や仕出し料理を注文された方に配られるそうです。
    それが、こちら。

    世界一の醤油をつくりたい 湯浅醤油有限会社 社長 新古敏朗のブログ

    世界一の醤油をつくりたい 湯浅醤油有限会社 社長 新古敏朗のブログ

    その表紙に私達湯浅醤油の事が紹介されています。
    その記事内容がこちら。

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    旨いモン遊行紀行/2010年秋号



    秋夢を彩る紀州の香りに誘われて、

    日本料理の源流を見た


    醤油の起源は湯浅にあり
    「食文化にふれる旅」というお題目で日本料理の源流を探すと、

    和歌山に「醤油」と「鰹節」の発祥の地があった!

     

    <醤油の発祥が湯浅である事は結構有名な話>

    鎌倉時代に覚心という高野山にいた僧侶が、源実朝の供養の為に中国に渡り、金山寺味噌の作り方を教えてもらったとか。その味噌から出るエキスが「たまり」で、実は醤油のルーツ。それを元に商業的に醤油を作り出したのが湯浅の人達だ。

    1600年半ば頃に湯浅の漁師達によって商業醤油の作り方を全国に伝えたと言われている。

    <旨い醤油にはこだわりがあった>


    今回使用する湯浅醤油「生一本黒豆」と、「金山寺味噌」を作っている丸新本家の新古社長にいろいろ教えて頂いた。

    「生一本黒豆」の原材料は丹波黒豆、小麦、塩、麹だけ。昔ながらの製法でじっくり2年間かけ、その深い味わいと香り豊かで芳醇な美味しい醤油が出来上がる。

    醤油を仕込む大樽は最大33石入りで、一番古いのはなんと、江戸時代の物で180年物だ。酒屋、味噌屋と使われ醤油屋が最後に使う、時代を超えたリサイクルが当たり前に行われている。

    その大樽いっぱいに入っているもろみは職人の手で適時に櫂入れをする。発酵が終わると特殊な布に包んで、時間をかけて液体を搾り出す。これが「生醤油」。

    火入れをして出来た液体の上澄み液の部分が「醤油」。

    オリが沈みドロッした下層の部分、ここが実は一番美味しいんだとか。

    <ケツメイシで作る基本形の茶粥>


    新古社長のお母さんが、金山寺味噌と醤油の美味しい食べ方を教えてくれた。和歌山の人にとって、金山寺味噌と言えば茶粥。その茶粥は家庭毎に味が違う。
    今では焙じ茶で作る事が多いが、基本はハブ茶と聞いた。マメ科のエビスソウの「決明石」と書いてケツメイシと呼ぶ種がその正体。漢方薬の一つだ。
    食べ方は千差満別温かい物、冷たい物、ドロドロさせるかサラサラか?小豆や芋を入れたりと。毎日食べる人もいるんだとか。

    金山寺味噌の場合は茶粥に溶いていっしょにズズッとすする。作り方は裏表紙に紹介しているので、一度試してください。とても優しい味だ。


    <花咲く鯖の炊いたん>


    同時に作ってくれたのは、新古社長が大好きな「サバの炊いたん(和歌山弁)」。新鮮なサバを醤油と酒、みりん、梅干しを入れて炊く。
    炊き込むと、自然に花が咲いた様にプリプリの身が骨からはがれていく。子供の頃はよく食べていたそうだ。

    <金山寺味噌は家庭で漬ける>


    和歌山の味噌は、夏野菜がゴロゴロと入っているのが主流の食べる味噌だ。家庭で作るからこそ「たまり」も自由に使っているのだ。市販の醤油だけでなく、「たまり」もいっしょに使うと絶品だそうだ!

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    裏表紙には和歌山ならではのレシピで、金山寺味噌と言えば、の「茶粥」を紹介しています。ちなみにレシピは母直伝です。

    中面には他の和歌山の美味しいものの記事が載っています。柿の葉寿司、いんのこ餅、梅びしお、紀州うめたまごの4種。どれも取材に行かれたそうです。
    ちなみにその記事はこちら。

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    寿司の国紀州で、柿の葉寿司の深さに出会った

    <寿司のルーツ?>


    今回は、和歌山県農林水産部農林水産政策局食品流通課の段子さんにいろいろ郷土料理等ご紹介頂いた。

    紀州の美味しい物を探していると、寿司の多さに気がつく。

    鮎寿司、柿の葉寿司、こけら寿司、秋刀魚寿司・・・。寿司のルーツを探っていくと日本三大なれ寿司の一つである紀州のなれ寿司、近江のふな寿司に至ると言われている。

    和歌山で寿司といえば、「早なれ」、「半なれ」、「本なれ」の種類がある。「早なれ」は普通の鯖の寿司。あせの葉で巻く事が多く、通常4~5日で食べる。柿の葉寿司も「早なれ」。「半なれ」は、半分なれてきて、ご飯に酸味が出るか出ないかの頃で、1ヶ月くらい保存したもの。

    そして「本なれ」は完全になれた寿司の事。

    酢は使わずにご飯自体を発酵させ、すっぱくなるまでおいておく。古い物では数年物があるそうだ。そんな中で今回は柿の葉寿司の事を聞いた。

    地方により、いろんな葉で巻く押し寿司の一種。柿の葉、芭蕉、バレン、あせ、わさびの葉等、どれも香と風味が楽しめる。

    柿の葉は、鏡餅に使う串柿の葉が一番いいそうだ。6~7月は新葉を、10月の秋祭りの頃は紅葉した葉を彩りに使う事もある。通常は青い葉を塩漬けで保存した物を使う。

    鯖にはドコサヘキサエン酸等が多く含まれ、高血圧や老化防止に有効とされ、柿の葉は殺菌力があり、タンニンが多くビタミンCもレモンの20倍。
    寿司飯を昆布で炊くとアルギン酸が含まれ、酢は消化活動が活発になる働きがある。長い歴史の中で培ってきた生活の智恵の結晶なのだ。


    <柿の葉寿司作りに奮闘!>


    岩出市生活研究グループの方に混じって大浦料理長が柿の葉寿司作りを手伝った。中に入れる魚は、30分程塩漬けした鯖を使う事が多い。

    まず、寿司飯を握っておく。葉は根元を体側に持ち、葉表に鯖を置く。

    その上に寿司飯をおき葉先を内側になる様に巻き、側面をキャラメル包みの様な感じで折り込んで、押 し寿司の箱にきれいに並べていく。

    単純作業だが、大きさと形と葉脈の位置を揃えるのは、結構難しいそう。

    箱の中で隙間なく並んだ寿司を見ると、葉脈が揃っていて、とてもキレイだ。「この筋を通すんです」との事。

    米一升で80~100個位が目安。夏場は夜に押し箱に入れて一晩押して、翌日食べる。秋祭りの頃は2~3日かけてご近所皆でちょっとづつ食べるそうだ。

    <亥の子祭は、宮中の行事だった?>

    和歌山県の那賀振興局地域振興部農業振興課担い手グループの石倉満子さんからいんのこ餅の話を伺った。

    旧暦の10月(亥の月)の最初の亥の日に行われて いる年中行事。

    「亥の祭」「亥の日」等と呼ばれている。秋の収穫の労をねぎらう為の収穫休みの日に重箱に入れてご近所に配ったとされている。

    その歴史は古代中国から取り入れられ、貞観年間には宮中行事として行われていたとか。やがて貴族や武士達に広がり、民間行事として定着していったとも言われている。

    名前の由来は亥の日だから、芋餅(里芋が入っている)から、亥の多産にあやかる為とか諸説いろいろある。
    いんのこ餅は餅米1に対し、新米1、旬の里芋2の割合いで一緒に炊く。あつあつの間に擂り粉木ですりつぶし、塩味の粒あんでくるんだもの。旬の里芋と新米の粘りがからみ、新小豆で作ったこのお餅は、冷めても固くならない。

    当時の贅沢な料理の一つで、疲労回復にいいとされていた。郷愁を感じる味だそうだ。紀南地方にいくと、白いあんころ餅になる。昔はソフトボールくらいの大きさだったとか。





    梅の里から万能調味料を


    次に向かったのは、みなべ町。

    よくご存知の南部梅林、南高梅、日本一の梅の産地だ。梅は中国では紀元前のころから酸味料として用いられ、塩と共に最古の調味料ともいわれている。

    <南高梅の由来>


    日本で梅の加工が始まったのは江戸時代の頃。本格的に梅製品の加工が始まったのは明治以降だとか。その当時から梅の栽培をしていた和歌山県南部川村(現みなべ町)で1902年とりわけ大きな梅の実がなる木を高田貞楠が見つけた(高田梅)。1950年に最高品種を選ぶ調査がみなべ町でスタート。

    5年間の調査の中で最優良品種に選ばれたのが先の高田梅だ。

    この調査に協力をした南部高校の先生や生徒に感謝の気持ちを込めて「南高梅」と命名された。
    その味のバリエーションも素晴しい万能調味料なので、是非家庭にひとつおすすめだ。塩抜きしているので辛く無く、いろんな調味料、食材、調理方法に合うのだ。例えばマヨネーズと合わせると子供が好む味に、醤油や出汁とまぜれば、プロの味に。

    <梅酢と梅びしお>

    共に味付けをしていない、塩だけで漬けた白梅干が元。そのエキスが梅酢で、その実を加工したものが梅びしお。梅びしおの作り方は裏表紙に記載している。

    もちろんそのままで梅肉の様にも使える。クリームソースの隠し味にも最適だ。梅酢も何にでも使える。鰺や鰯等の刺身にさっとくぐらせれば、臭みが消える。

    焼き鳥の肉も少し漬け込むだけで味がぐんと良くなる。



    <名脇役の梅>


    梅料理をしていてわかった事があるとみなべ町梅料理研究会の岩本さん。梅はあくまで脇役。主役にはなりにくい。でも主役の旨味を最大限に引き出せる名脇役だ。

    最近ではテレビでも紹介されているが、梅びしおの存在を知らない人が多いのが現実だ。普段は梅料理の普及に尽力をつくしているそうだ。

    熊の古道の山奥で、純粋な味のたまごに会った


    美味しい玉子があると聞き、御坊市の山奥に向かった。

    紀州うめたまごの生産者の一人、岡養鶏場の岡さんを訪ねた。何故美味しいのか?エサに秘密があった。

    先程もでてきた梅酢だ。ここでは、塩抜きをして鶏のエサに混ぜている。健康維持に欠かせないクエン酸やアミノ酸などの有機酸は人間にとって大切な物だ。と言う事は鶏にもいいはず。という考え方だ。元々夏ばてしている鶏に、梅酢を飲ませる風習があったそうだ。鶏が健康になると卵も美味しくなるというわけだ。

    地元のケーキ屋さん達からは、大絶賛と聞いた。

    カロリーが普通の卵より低く、葉酸値が高い。このエサを食べる事で、腸内の消化吸収率が上がり、
    効率がよくなったからではと岡さん。

    その味の特長を聞いてみた。臭みが少ない、雑味が無い、味に透明感がある、また味が濃いとよく言われるそうだ。

    「一 言で言うなら純粋な味ですよ。」

    わざわざ大阪から和歌山にこの卵を買いにくる方が結構いるそうだ。

    おすすめは卵かけご飯。遊行亭では出汁巻き玉子でご提供。

    いつもの味と比べてみるのも楽しみのひとつだ。

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    良いものをどんどん取り入れていきたい。

    美味しいものをもっと探求したいという遊行亭の大浦料理長の言葉に、業種は違うが向かう方向は同じだという事ですね。

    私は、遠くて簡単に食べにいけませんが、お近くの人は是非一度お試しください。

  • 2010年8月26日金山寺味噌ラーメン  口熊野食堂

    湯浅醤油(有) http://www.yuasasyouyu.co.jp

    丸新本家   http://www.marushinhonke.com の新古です。



    もっと和歌山県を知っていただきたいという想いで、和歌山県西牟婁郡上富田町生馬748-3の


    口熊野食堂さんが、丸新本家の金山寺味噌を使った金山寺味噌ラーメンを販売し始めました。


    世界一の醤油をつくりたい 湯浅醤油有限会社 社長 新古敏朗のブログ



    世界一の醤油をつくりたい 湯浅醤油有限会社 社長 新古敏朗のブログ

    http://www.aburi-wakamatsuya.jp/k-top.html

    オーナーの吉田さんから話を伺ったときは思わず、「え~」と出たくらいでした。

    先日、試食会に行かせていただいて味をみてびっくり 意外と合うことと美味しいことに驚きました。

    完全な製品版では無かったので 写真が無いのが残念ですが。

    スープに金山寺味噌を使用して、上にも金山寺味噌が載っています。

    世界一の醤油をつくりたい 湯浅醤油有限会社 社長 新古敏朗のブログ

    斬新なアイデアと行動力に驚きました。

    世界一の醤油をつくりたい 湯浅醤油有限会社 社長 新古敏朗のブログ

    なんと今回、8月28日(土)、29日(日)

    関西国際空港(関空)で行われる

    「KIX サマーフェスタ 2010」のイベントの

    http://www.kansai-airport.or.jp/play/event/event_100720/

    逸品縁日で駅コンコース周辺金山寺味噌ラーメンで出店すると聞きました。

    日本各地の「うまいもん」屋台が関空に大集合。

    http://www.kansai-airport.or.jp/play/event/event_100720/#event_menu08

    そのほか

    「ポケモンセンターなつまつり」

    「ハローキティやシュガーバニーズたちによる楽しいショーやグリーティング、サンリオショップ」

    「ダンスコンテスト」

    「ドラゴンボート大会」

    なども行われます。

    関空に行けない方で紀南に立ち寄る際は、いちどお立ち寄りください。

    凄く繁盛しているお店です。

    ↓ 口熊野食堂の地図です。

    http://www.aburi-wakamatsuya.jp/k-access.html

    世界一の醤油をつくりたい 湯浅醤油有限会社 社長 新古敏朗のブログ

湯浅醤油有限会社|世界一の醤油をつくりたい