セイラさん (外国人が酒蔵を復活させた人)
2011年5月21日
今回の研修で一番楽しみにしていたのが、セーラ・マリ・カミングスさんに会うことでした。
6~7年前に桶屋さんに紹介をしていただいて、行きたいと思い続けていて、やっと会って願いが叶いました。
彼女は、外人で有りながら日本の文化に惚れ込んで、酒屋に入り込み、元気がなくなってきた酒屋を
見事に立て直した人物です。どんな考えの持ち主か興味心身でした。
顔合わせで、金髪で透き通るような青色の目が印象的でした。
年齢は、ほぼ同じ年代の女性です。(アメリカ出身)
この会社は、一昔前酒屋業の経営がうまくいかず、レトルト食品を生産する計画で社長さんが進めていたところを、何で酒屋がレトルトをするのかが納得いかず再三反対の意見を言い続けたそうです。
工事着工の3日前に社長の決断で、計画を白紙に戻したといういきさつから、この小布施の桝一市村酒酒造の改革の始まりだそうです。
当時、工事の業者や社員などからいろいろ言われたそうです。
でもここの社長さんが決断し考え直したところも凄いなーと思いました。
何よりも感じたのは、日本人以上に日本の文化の大切さを知っていて、大事にしている。
酒屋、小布施、地域を大事に思っているのが感じられました。
桶仕込み保存会を作ったり
2000年には、50年ぶりに木桶の酒を復活させたりしています。
そうなんです、湯浅醤油(有)、丸新本家の目指すところが凄く似ていると感心しながら話を聞きました。
なぜ日本人にはできなくて、外人にできたのかと聞いて見ると、
まず、帰って来た言葉は・・・・
何も知らなかった
若かった
と返事が返ってきました。
もう一つ、今は、若い人が主役になってやって欲しいと
話していました。
これらを聞いて、思うことが有ります。
実は、湯浅醤油(有)の行動も同じような事があるんです。
湯浅醤油 生一本黒豆醤油の開発は、
若かったからできたのでは無いかとか
桶で造るのはやめろと言われたのを聞かないでやり切って
木桶で醤油をつくったり、
フランスとニューヨークに行くぞと目標設定したり
でも気がつくとできている。
とにかく旗振りをする人、思いが大事
また、若い人が頑張ってくれているのが当社でも共通点でした。
今回の縁を大事にして、今後 小布施と湯浅で連携をもてればと考え
また、ここの社員さん達が、素晴らしい。
人をもてなす心ができていて、次回も是非行って見たいと思いました。
(株) 桝一市村酒造場 長野県小布施町807 http://www.masuichi.com/
湯浅醤油(有) http://www.yuasasyouyu.co.jp
丸新本家 http://www.marushinhonke.com
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