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国産の砂糖 (種子島 工場長の旅)

2013年4月11日

湯浅醤油(有)、丸新本家で使用している、砂糖の話をさせていただきます。

日本の砂糖の消費量は、204万トン

輸入量は、137万トン(約70%)

国内産 砂糖は、67万トン 全体の約30%です。
                            農水省資料より

国産原料は、食品の安全安心を追求する上で、大事な要素だと考えています。

現在、原因不明の病気(花粉症、アレルギー等)は、環境や食生活が原因ではないかとささやかれ、

日本の医療技術でも直せない現状は、食事や他の事も見直さなければならないでしょう。

湯浅醤油(有)、丸新本家では、安心安全で出所がはっきりしている国産原料を使用し、

湯浅醤油や紀州金山寺味噌などを造っています。

こだわりの調味料(湯浅醤油、金山寺味噌、味噌、ポン酢)の製造をしているのですから、

材料にも こだわりが、必要だと思います。

以前は、仕入れの砂糖や塩は、国産だと思っていましたが、

日本で加工しているが原料原産地は、外国だったんです。

一般人は、みんな国産だと思い自分で使っている、

砂糖や塩も、国産だと信じています。

だから15年ほど前から変えようとしました。

サトウキビから作られる原料糖で、少し褐色の砂糖です。

ほとんどが、製糖メーカーに販売されるので、一般流通していないのですが、

1万トンくらいしかない、貴重な原糖です。 「ちょっと茶色」

きび砂糖

鉄砲伝来の鹿児島県の種子島で製造されています。

キビこそわが命

どうですか! 命かけています。

 

サトウキビ ススキに似ていますが、稲科の植物です。

 

背丈も大きく育ちます。 丸新本家の工場長です

手で刈ったり

ハーベスタ

ハーベスタで刈り取ったりして、

トラックにこんなに積んでいる


工場前の回収場所に集められます。

選抜しています。

ここから先は、写真で説明しにくいので、いただいた資料から


① さとうきびを集め                       ② 機械で搾ります   

④さらに濃度を上げていきます                  ③ 絞り汁を濾過して、加熱します

4
結晶させるために、砂糖の種をいれ結晶化させ
大きく成長させて砂糖にする(原料糖(糖蜜含む))

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結晶した原糖を遠心分離して、原糖と糖蜜に分離します。

この原料糖を製糖メーカが引き取り、精製して上白糖を製造しますが、

きびの原料糖の1/10位しか流通していない、貴重品

原料糖はコクや風味が残り、上白糖の様な甘さでは無く、

糖蜜の雑味がほどよく残る複雑な味が特徴です。

これで、造った 金山寺味噌は、美味いですよ。

★日本産原料を使用するのは、不可能といわれましたが 頑張れば見つかるもんですね。

少し前に同業者と話をしていてそんな話になりました、

「当社は、国産ですよ」と言ったら、そんなメーカーが存在するとは知らなかったと言われました。

丸新本家の湯川工場長のレポートでした。

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