奇跡のリンゴと湯浅醤油「魯山人」
2013年6月9日
木村秋則さんの「奇跡のリンゴ」がついに放送開始
「奇跡のリンゴ」と「奇跡の醤油」(魯山人)
木村さんの自然栽培で作った大豆、小麦、米と出会って、完成
2013年6月8日 全国ロードショー (阿部サダヲ 菅野美穂)
湯浅醤油「魯山人」もこの木村秋則さんと関係があり
少し説明させていただきます。
それはひとつの電話から始まった
「魯山人の醤油を造ってほしいんや!。」
そもそもの発端は5年前の、魯山人倶楽部代表からの電話でした。「魯山人倶楽部」は、魯山人の子孫である北大路家との関係も深く、40有余年に亘り魯山人の美の世界を織り出した”きもの魯山人”を西陣(京都)より世界に発信してきました。
代表を務める松岡淑朗は、魯山人の着物を継承するだけでなく、公私に亘り北大路家を支え続け、「器は食のきものです」と詠った魯山人の意思を継承し、着物デザインにその美を追求し続けてきました。そして様々な活動を行うにつけ、魯山人が追求した美食が昨今は薄れているように思い、もう一度ものごとの本質に立ち返り、日本文化を探求する心を啓蒙するため4年前に「有限会社 魯山人倶楽部」を設立しました。
出会ったときにお持ちいただいたのが、魯山人が最後まで手放さなかったと言う「醤油差し」です。
魯山人のこだわりの醤油を自らの手で作り出したい。そこからこのプロジェクトは始まったのです。
最高の醤油へのこだわり
最高の醤油造りには、最高の大豆と小麦が必要です。
そこで北海道に飛び、無農薬・無施肥で栽培している折笠農場の折笠健さんにたどり着きました。
折笠さんは「奇跡のリンゴ」の木村さんの北海道の1番弟子で、
「自然のサイクルを理解できなければ、自然栽培はできない」という言葉に
感銘を受け自然栽培に真摯に取り組むことを決めたそうです。
木村さんから土作りから指導をしてもらい、9年前から自然栽培による農業にチャレンジしています。
折笠さんは「北海道の開拓時代の自然豊かな土の力で」 との考えから、畑の中に種以外は一切入れることなく、
農薬は勿論のこと、肥料すら与えずに栽培しています。
栽培は困難を極め、特に折笠さんにとって初めての小麦は当初予定