世界一の醤油をつくるために 1
2010年2月12日
湯浅醤油(有)の新古です。
http://www.yuasasyouyu.co.jp
おかげさまで、現在少ないながらも、海外に商品が出荷されるようになってきましたが、2002年(平成14年)当時は、まだ当社は、売り上げも少なく、不安定な会社でした。
同業者には、「今頃 しょうゆ造ったってあかん 毎年100軒くらい廃業してる」と言われ
「しんどいさけ止めとけ」 ってかんじでした。
その当時の事を少しづつ書いて行きたいと思います。(書かないと本人も初心を忘れそうなきが・・・)
実は、その当時の売り上げは、わずかでした。
商品アイテムは、5種類
知ってもらいたい商品は、現在の看板商品 「生一本黒豆醤油」
http://www.yuasasyouyu.co.jp/item/2009/11/post-14.html
原料の丹波黒は、通常の原料の30~50倍もしたため
周りから、販売を 「やめとけ やめとけ」 と言われる
実際に販売してみて 売れないので、家族からも 「安くして売ってしまえ」
とブーイングが出るほど、
しかし、この商品には想いと希望を込めていたので 絶対に安売りしませんでした。
世界一の醤油をつくると決めて開発に着手し 年月をかけて完成させた商品
1500年前の料理書を参考にし、湯浅しょうゆの技術と組合すことによって
どこにも負けない美味しいしょうゆに仕上がりました。
驚いたのは、もちろん造った本人でしたから・・・・
そして、全国の醤油を買い集め、調査をしたところ、負けない商品であること
それを醤油の発祥の地 湯浅から発信できる 湯浅を世界に伝えられると思いました。
生一本黒豆醤油を持って有名な料理人の所に持って行って味見してもらうと必ずいい商品だとほめていただきました。本当にうれしかった!
でも値段は高いと言われました。
味見していただいた 有名ホテルで採用され、期待の星でした。
<しかし一般のお客さまには、 たいして知名度も無いため 叉 買っていただくまで一苦労でした。
実は、この頃からすでに経済の中心のニューヨークと食のフランスに伝える事を目標にしてハ話していましたが、社員さんは、笑って聞き流す程度の反応でした。
この醤油をどうしたら、日本のみんなに知ってもらうことが出来るだろうかと
考えながら月日が流れていきます。」
そんな中で、一つの考え方と発見が有りました。
それは、・・・・・・・・