湯浅町立湯浅小学校にて醤油づくり
開催日 | 2016年6月30日 木曜日 |
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教室内容 | 醤油づくり 食育 |
こんにちわ♪ 丸新発酵蔵部です。
本日は地元、湯浅町立湯浅小学校にて醤油づくりの授業を行いました。
地元の小学生に醤油のことを知ってもらおう!そして自分たちで作ったお醤油を食べてもらおう!という特別授業です。
和歌山県の湯浅町は日本のお醤油が生まれた町であるということ、
お醤油の原型は金山寺味噌である!ということ、実は和歌山でも知らない人が多いのです。
金山寺(径山寺とも書きます。)味噌の「金山寺」はお寺の名前です!が、和歌山には金山寺というお寺はありません。
実は760年ほど前に中国大陸にある金山寺というお寺から伝わってきたお味噌なので、金山寺味噌という名前なんです。
そしてこの金山寺味噌を作った時にでてくる「たまり」を料理の味付けに使ったところ美味しかったので
、もっとたくさんこの「たまり」を作れないかと考えられたのが醤油になっていったといわれています。
実は金山寺味噌、醤油のメーカーである当社の社長もこのことを知ったのは大人になってから。
それを知らなかったことにとてもショックを受けたそうです。
そしてその出来事をきっかけに地元の子供たちに地域の特産物を教えよう!ということで始まったのがこの醤油づくりの授業なんです。
毎年、教育委員会さんの助けをかりて行っています。
湯浅小学校はこのへんで一番人数の多い学校で、とても元気いっぱいなのが特徴です。
この学校だけは教室でなく大きなセミナーホールのような場所でビニールシートをしいて1学年分全員一気に仕込みます。
きっと誰もが食べたことがあって毎日のように口に入るお醤油でも、身近すぎて逆に知らないこともたくさんあります。
この授業を受けた子供たちが大人になったときに和歌山を自慢できるような思い出になればとてもうれしいです。
お醤油の歴史のお話と材料の説明をしてから仕込みに入ります。
子供たちはやったことのない醤油づくりにチャレンジ!
ペットボトルに仕込む手順を説明したら醤油の仕込みスタート!醤油の麹をペットボトルに入れる!
次は塩を入れる!
水を入れる!一気に入れたらあふれてしまうから要注意!
材料を入れたらキャップをしめて、塩を溶かすために振る!この作業が一番人気かもしれません。
取り合いしながらみんないつまでも振っています。
これであとは出来上がるまで育てるだけですね~!
この日本に一体どれくらいの人が自分の手作りのお醤油を口にする機会があるでしょうか。
醤油はほぼ毎日口にするけれど、自分で作ったお醤油を食べたことのある人というのはなかなかいないんじゃないかと思います。
自分で作るお醤油の味はまた、格別ですよ!
子供たちのお醤油が美味しくなりますように!