湯浅、田村、田栖川小学校にて醤油の出前授業~仕込み編~
開催日 | 2018年7月10日 |
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教室内容 | 醤油づくり 仕込み 出前授業 |
こんにちわ!丸新発酵蔵部の宮本です。この週はありがたいことに教室三昧です。
2018年7月10日は醤油の仕込みの出前授業で周辺の小学校へ
湯浅の教育委員会の方と共にでかけてました。
まわりの方の協力のおかげで、毎年行っているこの授業ももう10年以上続いております。
元々この醤油づくり出前授業が始まったのは当社5代目社長の新古敏朗さんが
金山寺味噌や醤油を製造する家に産まれたのに、湯浅町が醤油の発祥の地であることを地元の人ではなく、他府県の人に教えられたことがきっかけでした。
大人が教えなかったために、子供が地元の誇れる文化を知らずに育っていくということに対して当時の新古は恐怖心を抱いたそうです。
(本人はよくトラウマと言っています。)
大人が子供に教えていかないといけないと一念発起し、山田小学校から始まり、
周辺の湯浅、田村、田栖川小学校で醤油を手づくりする授業を始めて、今では毎年の恒例行事となっています。
新卒で入社してきている従業員の中にはこの醤油づくりを体験したことがある子もちらほらいます。
現代では自分で醤油を作ったことのある経験を持っている人はどれほどいるでしょうか。
大人になった時にこの経験を人に教えられるようになってたらいいなあ。
こういう風に作り方やその手間を知ると、きっと食べ物だけではなく様々な物事の背景を想像し、
思いやりの気持ちが育まれるようになるのではないかなあと私は考えています。
この日は、湯浅小学校から。この周辺の中では一番児童の数が多いです。
醤油の歴史や材料の説明をした後、実際に醤油のもろみを仕込みます。
材料をはかったりするので、1コマの授業だとテンポはやや早めですが
中にはすごく手際のいい子や発酵にくわしい子もいて
びっくりさせられるのが、この授業の醍醐味かもしれません。
こんなところにハート型。
これで仕込み自体は終了ですけど、これからまた来年の年が明けるまでお世話が必要です。
この日仕込んだもろみは、みんなと一緒で生きていているからね~。
作る人によって全然違う味に仕上がるから、楽しみにしていてね。
世界に一つだけの味の醤油です。