教室レポート

有田市立初島小学校にて豆腐づくりの出前授業

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開催日 2020年1月22日
教室内容 豆腐づくり 食育

こんにちは、丸新発酵蔵部の宮本です。

2020年1月22日は有田市立初島小学校にて豆腐づくりの出前授業を行いました。

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小学校三年生は国語で「すがたをかえる大豆」というお話を授業で学び、その時に大豆から作られる食べ物について調べます。

大豆から作られる他の食べ物についても質問してみたけど、味噌、醤油はもちろん、納豆、きなこ等たくさん出てきました。

醤油・味噌屋としては材料を知ってもらえているとなんだか嬉しいところがあります。

日本には大豆を加工した食べ物がいっぱいありますが、作ったことはないという人が多いです。

授業で学んだことを実際に体験させてあげたいという先生の思いで今回の授業が実現しました!

 

まずは大豆の説明から。乾燥した状態と水に浸漬した状態を見比べます。

今日の大豆は北海道産のとよまさり。糖度が高く、甘みのあるお豆腐にしあがります。

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次はにがりの説明。

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材料の説明が終わったら、実際に豆腐を作っていきます。

豆腐の材料は大豆とにがりと水。

大豆をすりつぶして、豆乳にしたものをにがりで固めると豆腐になります。

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まず、一晩水に漬けておいた大豆をお湯と一緒にミキサーにかけます。

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どろっとした呉(ご)ができます。

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生の大豆独特の香りに顔をしかめている子もちらほら(笑)

生の大豆を食べるとおなかを壊してしまうから、この状態ではまだ食べることが出来ません。

大豆は豆の種子です。

自身が成長するための栄養がたっぷりつまっていて、それは他の生き物にとってもごちそうです。

種子は他の生き物に食べられないように厚くて固い皮や、毒になる成分等で身を守っています。

だから大豆は生で食べないでくださいね。

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次は、呉(ご)をさらし布で搾り、豆乳とおからに分けます。

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力の必要な作業ですが、みんなとっても頑張ってくれました。

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豆乳と、こんなにたくさんの量のおからが出ます。

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豆乳は一度沸騰させたあと、煮詰めます。

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ふつふつと沸いてきたら目を離さない。

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沸騰は一瞬!火を消す係さんが大活躍。

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もうここからは味見しても大丈夫。おからも炒ると美味しく食べられます。

生のままでは食べられない大豆ですが、きちんと火を通せば有毒な成分がぐんと少なくなります。

さらに加工したり発酵させたりすると、毒はほとんど消えます。

火を通したり、加工したりすることで、人体にとって害になるものが消えて良い成分が残るのです。

さて、豆乳を煮詰めたら、にがりを入れて「寄せ」の作業をします。

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海水から塩をつくるときに、余剰なミネラルを含んだ苦い水分が出ます。これを「にがり(苦汁)」といいます。

にがりの成分である塩化マグネシウムは、豆乳を固める性質があります。

温度をあげた豆乳ににがりを入れると、3秒位で固まり始めるので一瞬が勝負。

にがりを入れてかき混ぜ、豆乳の流れをしっかり止めます。

ここが豆腐づくりの一番の山場かな。コツを説明し、しっかり練習してから挑戦します。

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ふたをしたらあとは待つだけ。この間におからを炒ったり、お片づけをしたりします。

できたてのおからを炒るととてもいい香りがします。

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おからを炒る作業は、チャーハンみたいと好評でした。

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20分後、みんなでカウントダウンしながらふたを開けます。

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豆腐の出来上がり!みなさん素晴らしい出来です。

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当社のお醤油4種類、好きなものをかけて豆腐を食べます。

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初めての豆腐づくりで楽しんでいただけて本当に何よりです。

「美味しい」という言葉をたくさんきけてとても嬉しかった。

おからを美味しく食べるレシピも配布しているので、ぜひお家の人と一緒に作ってみてね。

初島小学校3年生、先生方、お手伝いに来てくれた保護者の方、みなさんありがとうございました。

湯浅醤油有限会社|世界一の醤油をつくりたい