教室レポート

湯浅町立山田小学校

k7db4a08493f8ffe871135b0f0ca6db5b
開催日 2015年2月4、5、6日
教室内容 醤油づくり

2015年2月4日から2月6日は湯浅町立山田小学校にてお醤油の授業でした。
3,4年生はみんなで育てた大豆を使って醤油づくりを、5年生は去年仕込んだ醤油をしぼり、瓶につめてとうとう完成です。

この醤油づくりは、かなり本格的!大豆をみんなで育てて、そして麹も三日かけて学校で作ります。

【一日目】
醤油麹を作る準備。大豆を茹でてさまし、小麦と麹菌(種もやし)をまぜて発泡スチロールのトレイに分けて入れ、発泡スチロールの麹室に積み重ねて保温します。
煮上がった大豆は、ふっくらしていてとても美味しかったです。教室中においしそうな豆のかおりがただよっていました。あつあつの大豆を、みんながいろんな工夫をしてさましていました。

この日は麹菌の胞子を顕微鏡で観察しました。緑色の小さな粒が、胞子です。種のようなものです。

山田day1顕微鏡で麹カビ観察

 

10955348_1596322547252714_8178786398917625925_n

 

【二日目】
切り返しと呼ばれる作業をします。醤油麹のトレイをとりだして、みんなでうっすら白くなってきた麹をほぐします。

この日は、豆や麦の表面についている麹菌を顕微鏡で観察しました。胞子が無事発芽して、菌糸がでてきています。

 

10175974_1596322557252713_1514580547394345786_n

sDSC02639

【三日目】
出麹。醤油麹ができあがりました。
醤油麹をはかって、ペットボトルに入れ、塩と水をくわえます。
これであとは空気の入替えをしながら一年待つと、おいしい醤油ができます。

この日は、顕微鏡で醤油麹の表面の観察。二日目と違って麹の表面が萌黄色になっています。一日目に見た麹菌の胞子と同じ色ですね。さわってほぐすと、緑色の煙のようなものがでます。菌糸の先に花が咲いたように胞子がついています。

sDSC02652

10955784_1596322567252712_1636860590671208404_n

そして、五年生のしぼり。一年間待った醤油がついに完成!保護者の方も一緒になって醤油をしぼります。しぼって瓶につめて、キャップをはめてできあがり!味見させてもらいましたが、とてもおいしかったです。
今回の授業は以上でした。また来年醤油ができあがるのが楽しみですね。

湯浅醤油有限会社|世界一の醤油をつくりたい